生活道具展は今日までです

井畑勝江 Shoka:

企画展をする時にいつも不思議に感じるのです。

始まると終わることがはっきりと実感できるからでしょうか?

始まるまでの準備期間は2年ほど。その間に智子さんとやり取りをしたり、頭の片隅に企画展の種が根付いて、伸びてゆくのを感じます。

納品、検品、セッティング、夢中で設営をして始まったら、10日間はあっという間に駆け抜けていきます。あっという間に過ぎてゆくのですが、初日のことを思い出すと、ずっと昔のことのよう。

不思議な感覚です。

井畑勝江さんの湯呑み。

存在感がある。崩れているようで、それが絵になって収まっている。持つと手にいいくらいに収まって、ピッタリくると同時に個性は保っている。

きっと使い続けるうちに、なくてはならないもののように馴染んでつくのだろう。

使っている人に聞いたら、やっぱりそんな風だと言っていた。口にすると、ピタッとした感覚になるのだそうだ。

ユニークで明るい湯呑み。

生活道具展 Shoka:

初日の設営が終わった時の写真。

箒はあっという間になくなってしまいましたが、働き者の人にぴったりのスカートやヤオイタカスミさんのワンピースもまだ見ることができます。

赤木智子の生活道具展は今日5日(日)までの開催です。

※お知らせ*

明日6日(月)は企画展の後片付けのためShoka:はお休みとなっています。翌日の火曜日は定休日となっておりますのでお気をつけください。

 

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朝の光と道具たち

Shoka: 赤木智子の生活道具店

野田琺瑯の洗い桶は台所ですごく活躍しそうだ。

食器を洗い桶に漬け込んだり、布巾を洗ったり。火にかけることもできるから布巾を消毒することもできるし、染物に使うこともできると思う。

今回一つ余ったらいいな。私の生活の中でも使ってみたい。

洗い桶の隣にあるのは、壺田亜矢さんの蕎麦猪口と片口。とてもシンプルな白い片口はそうめんや、お蕎麦の出汁を入れてもいいし、お酒を入れても楽しめる。

和え物を入れたり揚げ出し豆腐をいれてネギをざっぷりとかけても美味しそうに仕上がる。

そろそろお腹もすいてきました。

想像を膨らませると身体は素直に反応しますね。

さてさて、まずはコンピューターの前を離れることからいたしましょう。

沖縄は今日もいいお天気。蝉たちの大合唱もたけなわの朝。

活気ある1日のスタートです。

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CALEND OKINAWAに記事をアップしました

カレンド沖縄 Shoka:

「家族のような道具たち」

CALEND OKINAWAに記事をアップしました。

今月からまたShoka:の連載がスタートします。

ちょっと今までと違う連載も始まります。報告はまた改めてしますね。

どきどき

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選ぶ

Shoka: 生活道具店

長谷川まみさんの銀のスプーンを一生懸命選んでいます。

どの子も可愛くて、鍛金の揺らぎや表情が良くてなかなか絞り込めない。

厳選したかと思うと、また増えていて、時間をかけてお気に入りの組み合わせを選びました。

そんな彼女が可愛らしくて、私はついつい目が離せなくなったのです。

人を惹きつけるのは無心な姿。

無心は無欲とも違うし、夢中には近いのかも。

私もスプーンを早く選びたくて、むずむずしています。

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羊毛の不思議

ギャベ ガベ Shoka:

私は高温多湿の沖縄生活の中に、ウールのラグを敷くということになじみを感じていなかった。

けれどそれは私の了見の狭さであったと今は感じている。

イランイラクに住む遊牧民たちの生活の中で、フカフカに羊毛を織ってベッドにするために作られたガベには、暑い時には放熱し、寒い時には保温する都いう特性があるのだ。

砂漠地帯に暮らす羊たちのむしゃむしゃの毛は、太陽の光から体を守り、体温が上がると放熱し、急激に気温が下がる砂漠の夜には冷えから身を守るために保温してくれるという素晴らしい特性があるのだった。

それを実感してからは、年中布団の下にガベを敷いている。そうすることで、敷布団の裏がカビたり湿ったりすることがなくなった。

遊牧民たちが大事に育てる家族のような羊たちからのおすそ分け。

一枚一枚に個性があって、毛足の長さや柔らかさも違うガベも生活道具店で触れることができます。

 

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