東京日和

田原あゆみ Shoka:

東京の冬の晴れた日の空。雲ひとつなく澄み渡っている。

こんな吸い込まれるような青い空の日は、きっと富士山も見えるんだろうな。そう思いながら散歩をしたけれど、その景色には出会えなかった。

だけどきっとどこかにそんな景色があることが嬉しい一日だった。

田原あゆみ Shoka:

こんな日は影も楽しげだ。

東京へ出張に出かけていたのは、16日から5日間。その間に、お天気が崩れて刺すような寒い2日間があった。

朝歩いていると、ぱらぱらと音がして白い氷のくずたちが空から降ってきた。「霰だ」と友人。私は、あられというのはもう少し硬くて大きなものだと思っていたけれど、小さな粒をよく見てみたら確かに米菓子の「あられ」に似ている。

かわいいな、でも本当に寒いな。頭皮に針が刺さるような冷たさは、痛いといってもいいくらい。

日本では、みぞれ・雹・粉雪・ぼた雪・雨、いろんな水が空から落ちてくる。きっともっとたくさんの名前が付いていることだろう。見て、観察して、名付ける。

冷たい霰に心を寄せて、身体は暖かいところに置いて。そう、カフェでコーヒーを飲みながら沖縄では見ることのできない、霰が降るのをしばらく見ていた。

静かで冷たい東京のある一日。

今は15℃の沖縄に身を置いて、それでも寒いな、と。寒さにもいろいろあるのですね。しばらくブログを怠けていたので、今日はがんばるぞ〜。

スケジュールもきっとアップしますとも!

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1月13日(火曜)定休日です

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今日は少し暖かな陽気の沖縄。

Shoka:は本日定休日となっています。

犬たちと一緒に海に行きたいな、と思っています。

この子はバリのレギャンビーチで自由に波と戯れていた子。

Shoka:

広々としたところに行きたい。

暖かいところでじっとしていたい。

相反する希望が心にあって、どっちの言うことを聞こうかと思案中。

そんな朝を楽しんでいます。皆さんも素敵な一日を。

 

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あけましておめでとうございます

Shoka: 田原あゆみ

2015年 あけましておめでとうございます。

インドネシアのソロで迎えた新しい年。インドネシアの職人たちを抱え、バティックや、木工の家具作りや、家の施工まで手掛けている知人は手仕事を大切にしながら、豊かな暮らしをしています。

その家族の厚いもてなしを受けて、今までにないような旅の中2015年は明るい太陽が昇っているのを感じています。

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朝から様々な種類のフルーツや、黒米とココナッツミルクのスイーツ、インドネシアの伝統的な朝ごはん・・・

昼も夜も手厚いもてなし。移動は運転手付きで、初日に海を歩いたくらいで、あとはずっと移動は車。

もちろん私は重くなっています。

身体の方です。

一緒に行った友人たちからはうっかり八兵衛的な扱いを受け、春までにあと5キロ痩せる約束を結びました。

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沖縄で私に合った時、厚いおもてなしが身体にじみ出ている私を見てきっと「なるほど」と、皆さん思うことでしょう。

「あら、ほんとあゆみさん大きくなったわね」

その言葉は、胸の中で囁いて優しく見守っていただけると嬉しいです。

今日からShoka:は通常営業しています。

2015年、皆様の日々が明るい太陽に照らされることをここから祝います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

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2014年に起こったことに感謝を込めて

Shoka:

南半球の大晦日。

反対側で迎えてみると、いつもの寒い冬の年の瀬が雨季の夏の夜。

この一年を振り返ると、本当にいろいろなことがあった濃い景色がみえる。けれど、なんともその景色はきれいだなあ。

その最後の日々をこうして友人たちと反対側で迎えているのが象徴的な2014。

Shoka:

そうそう、私には意固地なところがあって、ネガティブな穴に落ちると、一人になって意地を張るところがある。今回の旅でもちょっとそこにつまづいた。

一人になって1〜2時間過ごしてみたら、過去の景色を行ったり来たり。ちっとも楽しくなくて、思いがけないものとの出会いもない。

そうだそうだこの旅は、逝ってしまった友人からの贈り物だったことに気がついた。私が私が、と、過去の記憶でしかないデーターを元にやりたいことができない小さな不満でジタバタしているよりも、ただ起こっていることを受け取るだけでいいんだと。自力の世界はなんて小さいのだろう。そして、他者からもたらされる恵のなんて大きなことよ。

人生の先輩たちのみている世界に視点と感覚を合わせていると、そこにあるものをただ楽しむ受け取り上手な豊かな世界が見えてきた・・・・・。

田原あゆみ Shoka:

今回の旅は、美しい花の香りと思い出と、今までなかったような人の縁がもたらす豊かさに満ちています。

今年出会った全ての人と、起こったこと全てに、心からの感謝を捧げます。

Shoka: 田原あゆみ

2015年が皆さんと私にとって創造性に富んだ豊かなものになりますように!

あゆみ

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チャップイはウケグチ

田原あゆみ Shoka:

お世話になっているユスマンさん宅の愛犬チャップイ。

長い胴と短い足、受け口で濡れたような瞳。とても可愛らしい小さなシーズー犬。

ウブドの宿泊先には他に三頭の大きな犬たちがいて、この敷地を守っている。

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半日が過ぎても、なかなか心を開かないボス。近づいてはビクッとして目をそらし距離を置く。よく吠える。

Shoka: 田原あゆみ

この子はずっと吠えていたくせに、今朝急になついて足元から離れない。甘い目線を送って、前足で撫でてと催促する。

あんなに怯えていた目をしていたくせに、気を許すとベタベタの甘えんぼさんだ。

もう一匹ラブラドールの生後約半年くらいの子犬がいて、その子は目があうと全身で愛情表現。アタックに、カミカミ攻撃。気をひくために私たちの持ち物を漁って、ユスマンさんのサイバーショットをとうとう噛み壊してしまった。

液晶画面もボディもズタズタ・・・なのでできるだけ目が合わないようにして写真も控えている。かわいいけどね。

チャップイは一番小さくて、一番年寄り。この中で一番優遇されているので、みんなの嫉妬をかっている。けれど本人は全く意に介せず、堂々とその優遇を受けて当然至極もご愛嬌。

ウブドの朝は犬たちの息づかいと、鶏たちの雄叫びが満ちてきて、ゆったり明けています。

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