ストックホルム旅日記  Artipelag

ヨーガン レール Jurgen Lehl

ヨーガン レールさんの作品の展示を見るために、スエーデンに来ています。 Artipelagはストックホルムの中心から電車で30分ほど行ったところにあるとても素敵な美術館です。

Earth Matter という地球の環境に向き合って製作された作品たちが並ぶ中、ヨーガン レールさんの作品たちは飛び抜けて美しく、洗練されていて、彼が伝えたかったことが触れる人の深いところに沁みてきます。

ヨーガン レール Jurgen Lehl

一つ一つのランプたちに美しさとユーモアがあるので、いつか機会を作ってこの作品たちを見て欲しいです。日本では7~9月に東京現代美術館で展示されます。

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これは地雷を撤去することを目的にしてアフガニスタン出身のデザイナーMassoud Hassani氏が制作した「Mine Kafon」という装置です。風力を使って砂漠を転がり、地雷に触れると丸い部分が2〜3枚吹き飛ぶだけなので、丸い形状が保たれ転がることができる限り撤去し続けることができるのです。

ネットで見て素晴らしいと思っていたので、実物を見ることができてよかったです。

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美術館の周りは湖と森。

遊歩道を散歩して自然に触れることもできるし、館内にはカフェもショップもあるので、ゆったりと過ごすことができるのです。

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雪と氷に覆われた自然豊かなストックホルム郊外。建物の中は暖かく、野外も思っていたよりも寒くありません。着ぶくれはしていますが・・・。

無事ヨーガン レールさんの展示を見ることができた事が本当にありがたくて、来れてよかったと心から感じています。

時差ぼけで眠れないストックホルムは朝の4時。

まずはご報告まで。素敵な一日をお過ごし下さい。

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あけましておめでとうございます

Shoka: 田原あゆみ

2015年 あけましておめでとうございます。

インドネシアのソロで迎えた新しい年。インドネシアの職人たちを抱え、バティックや、木工の家具作りや、家の施工まで手掛けている知人は手仕事を大切にしながら、豊かな暮らしをしています。

その家族の厚いもてなしを受けて、今までにないような旅の中2015年は明るい太陽が昇っているのを感じています。

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朝から様々な種類のフルーツや、黒米とココナッツミルクのスイーツ、インドネシアの伝統的な朝ごはん・・・

昼も夜も手厚いもてなし。移動は運転手付きで、初日に海を歩いたくらいで、あとはずっと移動は車。

もちろん私は重くなっています。

身体の方です。

一緒に行った友人たちからはうっかり八兵衛的な扱いを受け、春までにあと5キロ痩せる約束を結びました。

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沖縄で私に合った時、厚いおもてなしが身体にじみ出ている私を見てきっと「なるほど」と、皆さん思うことでしょう。

「あら、ほんとあゆみさん大きくなったわね」

その言葉は、胸の中で囁いて優しく見守っていただけると嬉しいです。

今日からShoka:は通常営業しています。

2015年、皆様の日々が明るい太陽に照らされることをここから祝います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

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2014年に起こったことに感謝を込めて

Shoka:

南半球の大晦日。

反対側で迎えてみると、いつもの寒い冬の年の瀬が雨季の夏の夜。

この一年を振り返ると、本当にいろいろなことがあった濃い景色がみえる。けれど、なんともその景色はきれいだなあ。

その最後の日々をこうして友人たちと反対側で迎えているのが象徴的な2014。

Shoka:

そうそう、私には意固地なところがあって、ネガティブな穴に落ちると、一人になって意地を張るところがある。今回の旅でもちょっとそこにつまづいた。

一人になって1〜2時間過ごしてみたら、過去の景色を行ったり来たり。ちっとも楽しくなくて、思いがけないものとの出会いもない。

そうだそうだこの旅は、逝ってしまった友人からの贈り物だったことに気がついた。私が私が、と、過去の記憶でしかないデーターを元にやりたいことができない小さな不満でジタバタしているよりも、ただ起こっていることを受け取るだけでいいんだと。自力の世界はなんて小さいのだろう。そして、他者からもたらされる恵のなんて大きなことよ。

人生の先輩たちのみている世界に視点と感覚を合わせていると、そこにあるものをただ楽しむ受け取り上手な豊かな世界が見えてきた・・・・・。

田原あゆみ Shoka:

今回の旅は、美しい花の香りと思い出と、今までなかったような人の縁がもたらす豊かさに満ちています。

今年出会った全ての人と、起こったこと全てに、心からの感謝を捧げます。

Shoka: 田原あゆみ

2015年が皆さんと私にとって創造性に富んだ豊かなものになりますように!

あゆみ

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チャップイはウケグチ

田原あゆみ Shoka:

お世話になっているユスマンさん宅の愛犬チャップイ。

長い胴と短い足、受け口で濡れたような瞳。とても可愛らしい小さなシーズー犬。

ウブドの宿泊先には他に三頭の大きな犬たちがいて、この敷地を守っている。

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半日が過ぎても、なかなか心を開かないボス。近づいてはビクッとして目をそらし距離を置く。よく吠える。

Shoka: 田原あゆみ

この子はずっと吠えていたくせに、今朝急になついて足元から離れない。甘い目線を送って、前足で撫でてと催促する。

あんなに怯えていた目をしていたくせに、気を許すとベタベタの甘えんぼさんだ。

もう一匹ラブラドールの生後約半年くらいの子犬がいて、その子は目があうと全身で愛情表現。アタックに、カミカミ攻撃。気をひくために私たちの持ち物を漁って、ユスマンさんのサイバーショットをとうとう噛み壊してしまった。

液晶画面もボディもズタズタ・・・なのでできるだけ目が合わないようにして写真も控えている。かわいいけどね。

チャップイは一番小さくて、一番年寄り。この中で一番優遇されているので、みんなの嫉妬をかっている。けれど本人は全く意に介せず、堂々とその優遇を受けて当然至極もご愛嬌。

ウブドの朝は犬たちの息づかいと、鶏たちの雄叫びが満ちてきて、ゆったり明けています。

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今年,私に贈った贈り物6 「南半球のクリスマス」

Shoka:

昨日のこと、南半球のクリスマスは夏。

私はインドネシアのバリ島へ。

今朝はスミニャックからクタまでビーチを歩く。

デンパサール空港からスミニャックまで途切れることがなく続く様々な店舗の数に圧倒された。

夜に到着したこの島に漂うクローブの香りとバリの花の匂いを胸いっぱいに吸い込みました。滞在している知人の家の立つ敷地は広く、様々な南洋の花が咲き乱れ、マンゴーやカシューナッツの実が鈴生りになっていて、ゆったりとした豊かさが満ちている。

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これはカシューナッツの実。

赤い実の先に着いた鳥のくちばしのような部分が実の部分。一つの実に一つずつしか入っていないなんてすごく不思議な、貴重な実。

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可愛らしい丸い花。

ぽんぽんぽんと小さな黄色い花弁が集まって、一つのまあるいお花が出来上がっている。実はどんな形なのかしら?

食べられるといいな。

今年最後の自分への贈り物は人の縁がくれたプレゼント。

友人の追悼と、友人の友人家族と過ごすのがその目的です。人のもたらす縁は自分の小さな行動範囲を大きく変えるのですね。

私はバリに来ていますが、Shoka:は28日まで営業しています。

 

 

 

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